ハードスケジュールの中、心を整えパフォーマンスを発揮するには

みなさん、こんにちは。鈴木一です。

平昌オリンピック盛り上がりましたね!

特に、女子パシュートの金メダル。個の力で勝るオランダをチームの力で上回った勝利は本当に感動しました。

さてそんな中、私、2月は出張が続きなかなかハードでした。

寒い時期の出張は夏に比べて荷物も多く、インフルエンザの流行など体調管理にも神経を使いますから心身ともに疲れます。特に今回は出張途中で宿泊先を移動し、翌日また別の場所で登壇するというハードスケジュールもありました。コンサートツアー中のアーティストか!と自分にツッコミを入れたくなります。笑

このような状況が続くと、正直「きついなー」と憂鬱になることもあります。仕事の機会をいただき感謝しなければいけないのにとんでもないことです。そんなときは「いかんいかん」と自分を戒め気持ちをコントロールしなければいけません。

ハードスケジュールが続く中、心を整えパフォーマンスを発揮し続けるために、私が気を付けていることがあります。

それは、「無になる」です。そう、それだけです。

表現を換えると、

「終わったことや先のことは考えず(=無にして)、ただ今やること、起こっていることに集中する」

ということです。

数年前から注目されている「マインドフルネス」(今現在において起こっている経験に注意を向ける)に影響されたわけではありませんが、通じるものはあります。

今に集中するには、「あと〇〇日も続くのか」とか「あと〇日さえ乗り切れば・・・」などと数えたりしてはいけません。「あと〇〇日もある」の「も」にはその日数が長いという意識が、「あと〇〇日しか」の「しか」にはその日数が短いと自分に言い聞かせようする意識が含まれています。また、いずれも「続く日数の終わり(区切り)」に意識が向いていて、肝心な「プロセス」への意識が希薄になりがちです。もっと悪く言えば、そのプロセスを「終わらせることが目的化」することにもなりかねません。ここで言う「プロセス」とは、私の仕事においては研修やワークショップにおいて参加者の方とコミュニケーションをとっている「真実の瞬間」、つまり仕事そのものです。

研修登壇やワークショップのファシリテーションにおいては、多くの場合お会いする方は初対面です。ですから、「昨日はうまくいかなかったけど、今日は大丈夫だった」ということはあってはいけません。参加者の方にとっては最初で最後なのですから。

一期一会でお会いした方にその時々で最高の機会を提供する。それがプロのスタンスというものです。そのためには、余計な意識は「無」にして、常にその瞬間に集中しないといけません。

では、ヘビーなスケジュールが続く中でも、「あと○日乗り切れば・・」などと考えずにその時に集中するためにはどうするのか?

それは「早めに準備を済ませておく」ことです。

例えば、明日や明後日の準備が不十分なまま本日の登壇すると、どうしても明日以降のことが頭によぎります。逆に、先回りして準備万端にしておけば、今ここに集中することができます。具体的にどのくらい先回りするかはケースバイケースですが、私の場合は登壇の一週間前に「今登壇しても大丈夫」な状態を作っておくことを目指しています。(環境要因から必ずしもそうならないこともあるのですが)

長くなりましたが、「ハードスケジュールでも心を整えパフォーマンスを発揮するためには、余計なことは考えず(無になり)、その場だけに集中する。そしてそために早めに準備する」 これが結論です。まあ、当たり前のことですね。

3月は登壇予定が比較的少なく少し落ち着けそうです。4月以降の怒涛のスケジュールを前に、早めの準備を進めていきます。

ume

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