本日6月31日、当社は21期目が終了し、明日からは22期目に入ります。
これまでお世話になった皆さま、現在も引き続き支えていただいている皆さま、本当にありがとうございます。
多くの方の支えがあってこそ今がある。そう痛感しており、感謝の気持ちでいっぱいです。
ワコールで9年間勤務した後に独立。1996年7月に会社を設立しました。
21年間、本当にあっという間でした。
独立時、既に結婚し子どももいましたので、今思えば無謀だったかもしれません。
ワコールの同期のDさんに会社のコピーを、その知人のEさんにロゴを提供いただき、意気揚々とスタートしました。(このコピーとロゴは以来当社の軸であり宝です!)
ところが当初画策していたビジネスプランはうまくいかず、全く先が見えなくなりました。
苦しい日々が続きましたが、そのような時、不思議と素敵なご縁をいただきピンチを凌ぐことができました。
また一時期、「独立した以上は会社を大きくすべき」と考え、複数名のスタッフを迎えたり事務所を複数構えたりしました。しかし、長くは続きませんでした。
原因は、私自身に甲斐性や能力がなかったということもありますが、一番は私自身の奥底にある目的が不明瞭であったことです。
「何か事業を立ち上げなければ」「売上を大きくしなければ」というぼんやりした考えにとりつかれ、「誰に何を提供したいのか」「何のために独立したのか」等本来の目的やアイデンティティを見失っていたのです。
その後紆余曲折を経て、自分自身を見つめ直した結果、規模に価値を見出すことはなくなりました。
「成長意欲のある人に、最高の機会を提供する」
その最前線に私自身が立ち、現場で目の前の人と直接コミュニケーションをとりながら成長を応援する。その方が私に向いているし、世の中の役に立つという考えに至りました。
結果、現在は株式会社と言っても「ピン芸人」のような働き方と言えます。
吹けば飛ぶような規模ではありますが、少なくとも今は「これでいいのだ」と思っています。
おかげさまでご指名を頂戴する研修案件も多く、研修の枠を越えたコンサルティング的なお手伝いも増えています。
そして昨今では、ご依頼いただいてもお断りせざるを得ないこともあり大変心苦しく思っています。
「自分がいないと現場が回らない」「絶対に仕事に穴をあけられない」
こういう働き方は、もちろんリスクもあります。
その課題には向き合いつつも、もうしばらくは「自分ならでは感」を磨き続けて、一人でも多くの方のお役に立ちたいと思います。
22期も謙虚かつ貪欲にPDCAを回しながら前進してまいる所存です。
引き続きお付き合いのほどよろしくお願いいたします。