コロナ禍で研修サービスへの影響大です

こんにちは! 鈴木一です。
お元気ですか?

私自身はおかげさまで至って元気ですが、仕事面では新型コロナショックで企業様での研修がキャンセル・延期となり大打撃です。(泣)
私は、Googleカレンダーでスケジュールを管理しているのですが、今回新型コロナの影響キャンセルや延期になった案件は予定を「削除」するのではなく、「色をグレー」に変更」しています。今、カレンダーをブラウズしてみるとグレーの帯が、案件によっては12月くらいまで増えてきて頭を抱えます。
2月下旬から雲行きが怪しくなり、4月から実際の影響が出始め、今(4月下旬)に至っています。

影響と現象で見ると、研修キャンセル・延期、オンラインへの切り替えがあり、それを理由とともに分けると以下の三つがあります。

1.人を集めることができず中止もしくはコロナが落ち着くまで延期
2.zoomなどを使ってオンライン研修に切り替え
 a.短期的切り替え
 b.中期的切り替え
3.新型コロナ影響が続き終わりが見えない中、業績悪化によって半期もしくは年度内の研修をすべて中止

です。

それぞれ以下の通りです
1.人を集めることができず中止もしくはコロナが落ち着くまで延期
 これは3月以降、予定の近いものから順に起こりました。そして緊急事態宣言が延長されるであろうという空気の今、手前からさらに凍結するものが発生。延期になる研修も事態の収束が見えない中、いつに延期するかという調整も難しいという状況です。

2.zoomなどを使ってオンライン研修に切り替え
これには二つあります。

2-a.zoomによるオンライン研修への切り替え(短期緊急措置)

短期的な緊急対応としてオンラインに置き換えるというパターンです。特に4月新入社員研修で見られました。この4月に入社された新入社員の皆さんは、(特に大企業様においては)4月1日以来一度も会社に行っていないという人が大半ではないでしょうか。そんな中、企業側は新入社員在宅のままできうる教育を実施しないといけません。その中からできるものをオンラインに置き換えたわけです。何分急な対応を求められるわけですから十分な準備時間などありません。「べき論」はともかく「まずはやってみる」というチャレンジで、研修ベンダーや講師含め全員で作っていくという形で実施しています。私も4月いくつかのオンライン研修(ウェビナー)で登壇させていただきました。

2-b.zoomによるオンライン研修への切り替え(中期的措置)

新型コロナが収束することが期待される6月以降の研修もオンラインに置き換えようと進めるパターンです。これは、コロナショックの終わりが見えない中、延期が繰り返されては全くスケジュールが立たないことと、(特に4月にオンライン研修を実施した企業様は)オンラインでもまずまず代替できるのではという感触から、現在中期的にオンラインシフトを模索される企業様が存在します。このパターンでは、もちろん緊急対応に比べて内容や方法の精査が求められています。

3.新型コロナ影響が続き終わりが見えない中、業績悪化判断によって上期、もしくは年度内の研修をすべて中止

 これは文字通りです。「人が一番大事でしょ」と正論を述べたところで「背に腹は代えられぬ」と上層部で意思決定されてしまい如何ともしがたいパターンです。

これらは私が直接的に影響を受けている内容と近しい周囲からの情報をもとに、ざっくり区分けしたものです。どれが良い、悪いと述べたいわけではありません。
大事なことは、研修の延期・キャンセル等の事象の背景にある理由を正しく捉えて、どのパターンであっても次へのPDCAにつなげていくことです。

今、皆が大なり小なり苦しい思いをしています。
人材育成分野では、社会人生活をスタートした新入社員の皆さんが、会社の先輩や同期と対面で会うことができず、しかるべき学習機会を得られず不安を抱えていることが、一番つらい問題の一つでしょう。

私自身も足元のビジネスは厳しくなり、気持ちが折れそうにもなります。

ただ今こそ「人の成長を応援する」という原点に立ち戻り、企業、研修会社、講師など関係者全員が力を結集し、緊急対応に加えて根本対応を同時に進めていく時です。

「明けない夜はない」
“The night is long that never finds the day.”

と、自分に言い聞かせて踏ん張ります!

カテゴリー: 仕事
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