| 久々の更新が大変残念なものになってしまった。
Ｍ＆Ｍ研究所代表の三石 玲子氏が、去る７月７日に、心不全のためご逝去された。
ショックだ。まだ４０代だと思ったがなぜ？私が訃報を知ったのは、メールニュースだったので、詳しいことはわからないが、月に数十本にわたる講演や執筆をこなす超ハードスケジュールが祟ったのではないか？
私自身はお付き合いがあったわけでも、直接話したことがあるわけでもないが、彼女のマーケティングやＥコマースに対する視点は大好きで、多くのレポートに共感を覚えていたし、気づきと勇気をいただいた。
気持ちのいいほど辛口、飄々と毒舌。しかし、その内容はいつも本質をついており、抜群のキレがあった。顧客本位でないもの、またインターネットの特徴を生かしていない小手先のマーケティングには厳しいコメントが浴びせられ、多くの大企業が「血祭り」にあげられていた。
しかし、何故かその行間には、「もっとよくなろうよ」という愛が感じられ、不思議と嫌な感じを受けたことは一度もなかった。
三石氏のような方は、これからの日本のＥコマース、ＩＴ時代のマーケティングを正しい方向に導いていく上で大きな役割を果たすキーパーソンの一人であることは間違いなかったはずだ。その点では社会的にも大きな損失と言える。
生前のご多忙の疲れを癒してどうぞ安らかにお休みください。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
合掌
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