皆さんこんにちは!鈴木一です。
東京では梅から桜へ季節のバトンが渡りつつあり本格的な春はもうすぐです。
3月14日には北陸新幹線が開通するなど、世の中の動きを感じる時期ですね。
さて、本題です。
だいぶ間があいてしまいましたが、「人前で話す際のあがりをコントロールするコツ」についてです。
前回ご紹介した
「その1:景色に慣れる準備をする」
に続き、私自身が実践し有効だと感じていることをご紹介いたします。
今回のポイントは、
「その2:冒頭1分間トークを繰り返し練習する」
です。
もちろん、1分ではなく3分でも結構です。
例えば、こんな感じです。
「皆さん、おはようございます!鈴木一です。今日は、お忙しい中お集まりいただき誠にありがとうございます。さて、本日は○○というテーマについてです。一日楽しみながらお付き合いください。・・・」
簡単ですよね。このような冒頭のトークを決めて繰り返し練習するのです。
この時に重要なポイントを5点挙げます。
- どんな場面でも使える汎用性のある冒頭のしゃべりを題材にする
→毎回考えるのは面倒だし、毎回変えると累積回数が稼げない - 無理におもしろくしたり、つかもうなどと気を利かせたりしない
→欲を出すと失敗のリスクが高まり、失敗すると頭真っ白に - (特に最初は)暗記するのに苦労するような長いセンテンスは避けて極力短い文、もしくはその組み合わせにする
→その方が話しやすいし、相手も聴きやすい - 練習は立って行い、目の前に聴衆がいることをイメージする
→リアリティをもたないと本番の準備としては弱い - 練習の際はその声を(スマホなどに)録音し、自分で何度も聴いてチェックし、聴きづらさにつながる口癖などを改善していく
→この繰り返しのみが自信につながる
私の場合は、冒頭から自己紹介まで数分間のくだりを、慣れるまで数十回以上録音して自分でそれを聴きチェック、改善を繰り返しました。(録音だけで数十回なので練習はその数倍以上です!)
この練習がなぜあがりをコントロールすることに有効なのでしょうか?
プレゼンの場合、特に緊張するのは冒頭です。
「うわー、始まったー。」「みんなに注目されてるー。」「失敗したらどうしようー。」などと余計なことが次々に頭に浮かんできがちです。
逆に言えば、冒頭をうまく乗り越えられればその後は比較的に楽になります。
つまり、「最初の1分間だけはちゃんとしゃべれるぞ。」という自信を持って臨むことで、そこを話しているうちに落ち着いてくるというカラクリなのです。
「場数を踏めば慣れる」といいますが、小さな場数を「シャドープレゼン」で踏むのです。
いかがですか?
興味をもたれた方は、一度試してみてくださいね。
プレゼンで緊張をコントロールするコツはまだあります。順不同となりますが、また機会を見てご紹介いたしますね。
それでは、素敵な春をお過ごしください。